静岡の村上祐仁さんは僕より一回り以上年下の若い作家さんです。
もっと若い頃に青木良太さんのもとで修業し、その感性と技術と職業人としての姿勢を学び今があります。
彼の作る器はシャープで薄く、フォルムも美しく凛としています。
なのになんでしょうこの可愛らしさ。
これが個性なんだと思います。「緊張しない」美しさがあると思いませんか?
もっと薄く作りたいんですが、安心感を与えるギリギリの薄さが僕らしい感じが表現できるんです。
そう話していました。ろくろのラインが柔らかくぷっくりしていて素敵です。
磁土を混ぜたきめの細かい土や、きめの細かな陶土を用いています。